わにの王国。

ヅカヲタ、突然ジャニーズのA.B.C-Zにハマる。

「ようこそ、デストラップへ」

池袋にある東京芸術劇場プレイハウスにて上演中の舞台「デストラップ」

http://www.deathtrap.jp

 

ちなみに東京公演のあとは静岡愛知兵庫にも行きますのでお近くの方はよろしくどうぞ。

 

 

「ようこそ、デストラップへ」

インパクトありすぎる1幕ラストの台詞。

この台詞を聞いて、ぞくぞくしました。それと同時にわくわくしたのも本音です。

 

わたしは本来とても怖がりというかビビりなんですけど、でもサスペンスは好きという矛盾を持っています。

 

 

 

そんなこんなでさらっとネタバレしまくるので

ここから先を読むのは自己責任でよろしくお願いしますね☆

 

この先「デストラップ」の観劇予定がある方は予備知識もネタバレもなんにも知らないままでぜひとも見て欲しいので

すみませんが今すぐ回れ右してお帰りください!←

 

 

 

わたし元々宝塚オタクなんですけどね、今まで自分が見た中でいっちばん好きなお芝居って星組バウ公演「かもめ」なんです。

 

その「かもめ」と、とても近いと思いました「デストラップ」

見終わったあとの気持ちが個人的にはおんなじでした。

 

そして最後まで見て、あーほんっと海外の作品なんだなあ!とも。

 

こういうどっちが本当でどっちが嘘なのかわからなくなるようなお話の作りはだいすきです。

 

1幕のクリフォードは純朴青年できらきら好青年というかんじで

2幕のクリフォードはだんだんと本性と狂気を現していってるかんじです。

 

昨年のコインロッカーベイビーズのハシたんを彷彿とさせる狂気

ハシたん大好きだったので、またそういう役を演じている橋本くんと出会えてうれしかったりもしました。

 

まだ1回しか見ていなくて、しかもどういうわけか席が近いわけでもないのに

オペラグラスを忘れるという大失態をかましたので本当に表情は見えてないので

 

ちゃんとオペラグラスを使って観劇したら、また違う感想になるのかもしれませんがとりあえず現時点の感想を書き殴りたいと思い、今したためております。 

 

普段ついったーとかで短文しか書いてないので本当に長文が書けなくなっている。 元々文章書くのが得意なわけでもないのに。さらに苦手になっている。

そんな日本語不自由なわたしの書き殴りです。ぶっちゃけ自分用めもです。

わたしがあとで自分で読み返したいから書き殴る。

 

1幕と2幕でクリフォードのシドニーへの呼び方が違うところが個人的にツボだったんですよね。

1幕では「先生」

2幕では「きみ」

自分よりはるか上、しかも2回りくらい上の人物に対して「きみ」

翻訳劇だから、ちょうどいい言葉がなかった可能性はあるけど

 

「デストラップ」に橋本くんが出る、ということがわかった時点でおたくなのでそりゃあなんの苦もなくむしろいきいきとざっと予習するわけですよ。

そこで得た情報が「クリフォードはゲイ」

またかー!また同性愛者の役かー!

(昨年のコインロッカーベイビーズのハシはゲイ寄りのバイでした)

(はじめてのオトコが自分より3回りくらい年上)

 

はしちゃんは、おれはおんなのこがすきなのに!って言ってるしもちろんそれは間違ってはないんだと思うけど。

役者、橋本良亮ってほんとになぜだか同性愛者がとても似合うのはほんとになぜなんだろう。

そういう役を振りたくなるの、めっちゃわかる。

それと同時に両親居ないキャラを振りたくなるのもわかりますね。

そういやクリフォードも友達やおばあちゃん?の話は出たけど両親の話はひとっことも出てこなかった気がするな。

 

そんなこんなでクリフォードは同性愛者、という色眼鏡をこちらはかけてしまっている状態で見てしまってるんだけども

(少なくともわたしは外せませんでしたよ、その色眼鏡……)

 

すきな男のためなら、なんだってしてしまうキャラがほんと似合うんだよね

 

そして男に媚びる(※便宜上この言い方でごめんなさい)橋本良亮はすごい共犯感があるんだよなーそれがまたたまらん……

 

なんていうか、愛に飢えてるキャラが似合うんですよね。

 

話もどして。

客席に座った時点で既に観客は罠にはめられているんだよね。

デストラップに。

 

わたしは観劇できていないのだけど、戸塚くん舞台の

東京公演版「ディファイルド」と似てるのかもしれない。

観客が居てこそ、成り立つあたりが。

東京版ディファイルドは客席のみなさんが本の気分になれた、と聞いて

なにそれ!めっちゃ体験してみたかった!と思ったクチです。

 

1幕ラストの「ようこそ、デストラップへ」は
シドニーはクリフォードに言ってるんだと思うんだけど
同時に客席にも投げかけられてる気がするんだよね

 

で、罠から抜け出そうと超能力者の発言や「デストラップ」の台詞を頭の中でぐるぐるさせながら見てるわけなんだけど

なんせまだ1回しか見てないのでそこまで把握は出来てない。

 

それでも予言で言ってた使う凶器と、その犯人の特徴は覚えてるから

勝手に当てはめて予想しちゃったりするわけですよ。

裏切られるけど。

 

わたしがいちばん気になって気になってしょうがないのは

何のための1幕なのか、っていうところなんですよね

 

わたしはシドニーの提案ぽいなあと思っているんですけど。

 

シドニーという人間はきっと自己愛がすごく強くて

そして結局、誰のことも信じることができないかわいそうな人間という認識です。

 

だから、あんなことになってしまうんだけど。

 

そしてクリフォードはシドニーのことが好きだから、シドニーに言われるがままに1幕の行動を起こすんだろう。

心のどこかでシドニーは自分のことを愛してくれるかもしれない、っていう期待を持ってると思う。

役者、橋本良亮はどうも愛に飢えていて愛を欲しがっているイメージがあります。偏見なのは自覚しています。

 

ここからさらに勝手なイメージの話になりますが

シドニーとクリフォードはきっと身体関係があるんだろうなあと

 

で、クリフォードはなんせまだ大学生だから身体関係がある=愛されてると思ってしまったのかなあと

 

でも実際のシドニーは本当に自己愛しかない人間だと思うので身体関係と愛は結びつかないのよね

 

愛憎のもつれ、とかで2幕ラストになるのならまだ見ているこちらも救われるのだけど

はじめっからふたりの感情は交わってすらいないんだよなー

 

ほんと救いようのない話なんだよな、こうやって書くと

 

クリフォードもなんだかんだで腹黒だと思うしね

じゃないと1幕のあのさわやかオドオド好青年なんて出来ないと思う

もしかして似た者同士なのかな、あのふたり

 

ちょっとでもシドニーの気持ちがクリフォードに向いていたら、また違っていたんだろうなあと思ってしまうのが本当にむずがゆい。

 

 

それでも、わたしはだいすきです

この「デストラップ」という作品が。 

 

着地点がわからなくなったので強引にまとめましたが本音です。

 

はやく、また罠にはめられたい。